廃線間近の狩勝峠、夕張線を行く【日帰り旅②】
ロシア ワールドカップが開催されて寝不足がちな今日この頃。
今回は1日お散歩切符第2弾!
また現実逃避し(ry……げふんげふん札幌近郊旅に出かけてきました。
寝不足ゆえのテンション高め。
トップバッターはこいつ。
札幌 7:00発 普通 滝川行き
今回ととろは留守番。
部活メイト2人と一緒の3人旅です。
岩見沢で特急の通過待ち。
「旭山動物園号」の表示が!
見れないのが残念。。
8:36 滝川 着
滝川へは3度目の訪問となります。
以前来た時は2回とも工事中でしたが、その工事も無事終わったようで、駅前が新しく改装されてました。
目の前にグライダー(?)のモニュメントが置かれていますが……、
どうやら滝川は「グライダーのまち」だそうで。
へーそうなんだーと思いつつ看板に書かれてる文章を眺めてると1つ解せない文が。
「日本でただ一つの本格的な航空公園『たきかわスカイパーク』を石狩川の河川敷地に整備」
あれ、我らが埼玉県民が誇る「所沢航空記念公園」は??
あそこは日本の航空発祥の地だぞ!!
……と思って調べてみると、この「たきかわスカイパーク」は公園だけでなく飛行場としての設備も整っているそうですね。
これは失礼いたしました。。
ちょっと時間があるので駅前を散策します。
(ん??なんか、、さすがに、、
((廃れすぎじゃね?!?!
廃れ具合が写真で伝わらないのがなんとも……(滝川をdisりまくってごめんなさい。
札幌〜旭川間の特急停車駅なのにどうしてでしょう。。
単純に人口が多いからですかね。
あと一応根室線の乗り換え駅でもありますし。(札沼線の乗り換え駅??知らんな。なんなら来年廃線になるから関係な(ry
お次は根室線。超ドローカル区間のディーゼル列車の旅(本命!)がようやく始まります‼️
滝川 9:42発 普通 東鹿越行き
この列車は2016年3月まで、釧路行きの日本一長い普通列車2629Dとして運転されてました。
308.4kmの距離を8時間21分で走破します。
滝川から釧路までの全区間を乗り通した暇人には、終着の釧路駅で完全乗車証明書を発行していたそう。
2016年4月以降も2627Dとして滝川〜釧路間を運行してましたが、岡山発下関行きのダイヤが復活してからは日本一の名を返上することになります。
そして2016年8月の台風により根室本線が被災。
この列車は東鹿越止まりとなり、2018年6月現在で釧路まで乗り倒すことは不可能になっています。
新得〜芽室間は特急も通る幹線のため、すぐに復旧工事が始まり同年12月に運転を再開しました。((→でも4ヶ月かかってる……
その後富良野〜東鹿越間も運転再開しましたが、東鹿越〜新得は未だに不通になっており、、というか復旧工事さえ始まっておらず、手付かず状態。
↓絶景!!
↑絶景だよ!!
というのも、ここ富良野〜新得間の輸送密度(→混雑具合みたいなもの)は200人/km/日未満だそうで、鉄道よりも他の公共交通の方が適しているとしてバスなどへの転換が検討されてる区間なのです。
この区間に不通となってる東鹿越~新得間も含まれており、このまま復旧せず富良野~東鹿越~新得間の鉄道が廃止される可能性が濃厚となっています……。
ハイ、みなさん寝てしまったところで富良野到着!
10:48 富良野 着
富良野は北海道のへそだそう。
残念ながら今回は富良野らしいところは行きません。
行くなら美瑛もセットで1日かけてまわりたいしね。
……てか富良野駅周辺は普通に街が栄えてて富良野らしいところがないんだよね。
見飽きたキハ40。
おー絶景!(こんなんではしゃげるなんて幸せなやつだなと自分でも思いま(ry
富良野 11:15発 東鹿越行き
うおおお絶景!!(こんなんではしゃげ(ry
いやいや、これは絶景でしょ!!
12:00 東鹿越 着
秘境駅感漂ってるこの東鹿越駅。
にしても空気がホントにおいしい。
この先は災害で不通のため代行バスでの移動となります。
バスからの車窓も列車と変わらず最高ですね。
列車でないとダメな理由が一つも見つかりません。バスでいいよ全然(無責任発言
でも北海道は冬があるので本州と違ってそう簡単にバス転換賛成というわけにはいかないんですよね。鉄道の方が雪に圧倒的に強いですし。冬でも時刻通りですし。。
そしてバスは日本3大車窓とかつて呼ばれた狩勝峠を進みます。
あいにくの曇天で絶景とまではいきませんでしたが、なかなか素晴らしい景気を何回も拝ませて頂きました。
13:11 新得 着
北海道の重心地、新得だそう。
……山とかの重さもちゃんと考慮して計算したのかな??
クローチングを組んでる人がマンホールに描かれていました。
アルペンが有名、、なんですか??
信州そばとは正反対の太麺そば。
めちゃめちゃおいしかった!!!
十勝名物のミニ豚丼も付けて豪華なお昼でした。
そして新得駅構内へ。
ここから滝川行きの普通列車が走ることはもうないんでしょうね。向かいの線路もいつ剥がされてもおかしくないのでしょう。
自由席がとても混んでいたのでとりあえずデッキに立っていたら車掌さんがやってきて、
「いま自由席のお客様に席上の荷物をどかしてもらうようお願いをしました。デッキに立っているのも構いませんが、3席は開けられましたので座るなら今ですよ」
と丁寧にアドバイス下さいました。
どうやら、次のトマムではよく外国の方がたくさん乗って来られるそうで、席がすぐに埋まってしまうとのこと。
「どちらまで?札幌ですか??」
「新夕張まで……」
「……」
ごめんなさい1日散歩切符なんです汗💦
やはり普通は札幌までですよね。
始発含め途中駅で乗ってきた客の9.9割は札幌まで乗りますよね。
予想はしていましたが改めてそうなんだと実感した瞬間でした。
「あなたたちが新夕張までご乗車になられることを私いま確認しましたから、新夕張で見かけなかったら声をかけに行きますから安心して座席をご利用下さい。」
イケメンな車掌さんでした。
「新夕張まで、あと20km」
さすが石勝線。
15:13 新夕張 着
特急停車駅とは思えないど田舎駅。
新夕張の駅前には「道の駅メロード」があります。
……どこかで見た気がする。。
気がするもなにも、1ヶ月前に部活の合宿で実際に来たんでした!
当時は買えなかった「メロンパン」を買って差を付けておきました笑
この時間なのにもう窓口は閉まっていました。
いよいよ本日第2のメイン!
新夕張 15:56発 夕張行き
夕張線へ乗車です!
車内はこんな感じ。まあまあの乗車率でした。
どーせ9.9割は旅人だろうと思ってましたが、地元の方の利用も随分多く、各駅で1人以上降りている印象でした。
16:23 夕張 着
まだ需要があるのに廃線だなんて、、ここよりはるかにひどいところいっぱいあるというのに。
とかぼやいてる間もなく夕張に到着!
目の前にはマウントレースイスキー場(通称レースイ)があり、駅前商店街もあります。
ガーラ湯沢よりも目の前にあります。何かに活かせないのかなぁ、、まあ無理か笑
最近なんとなく集め始めたご当地入場券もゲット。数十年後には博物館行きになりそうな代物。
夕張 16:31発 千歳行き
わずか8分の滞在でしたが、すごく濃い時間でした。
(言い忘れてましたが、「夕張駅」には2回目の訪問でした。1年前に部活の合宿で来ました……)
帰りに新千歳空港にちょっとよりながら札幌に帰還しました。
今日行った富良野〜新得間と新夕張〜夕張間は近いうちの廃線が確実なので、この旅は最初で最後でしょう。
北海道の鉄路がなくならないうちに「1度は」乗ってみたいものですね。
実際にこれらの区間に乗ってみて、自分が思っていた以上に「悲惨な」状況であることがよく分かりました。
それは沿線の様子であったり、駅の様子であったり、また乗客の様子であったりから感じ取れたものですが。
……ま、まあ、あれだ、北海道がんばろう!((意味不
<行程まとめ>
2018年6月17日
7:00 札幌
↓ 函館線 普通 滝川行き
8:36 滝川
9:42 滝川
↓ 根室線 普通 東鹿越行き
10:48 富良野
11:15 富良野
↓ 根室線 普通 東鹿越行き
12:00 東鹿越
12:05 東鹿越
13:13 新得(ほぼ定刻)
14:07 新得(6分遅れ)
↓ 石勝線 特急スーパーとかち8号 札幌行き
15:12 新夕張(時刻通り)
15:56 新夕張
↓ 夕張線 普通 夕張行き
16:23 夕張
16:31 夕張
↓ 夕張線/石勝線 普通 千歳行き
18:22 南千歳(2分遅れ)
18:24 南千歳
18:27 新千歳空港
19:30 新千歳空港
20:08 札幌
<旅費まとめ>
1日散歩切符…2,260円
観光費…680円
(内訳:ご当地入場券170円×4)
食費…2,730円
(内訳:富良野かけうどん350円
新夕張メロンパン360円
新千歳空港味噌ラーメン750円
その他230円)
合計…5,670円