<陸の孤島>占冠へ上陸‼︎【日帰り旅⑤-1】
▲いつもの札幌駅
令和初日帰り旅‼︎
ということで、第5弾の今回は「占冠めぐり」「狩勝峠越え」の2本立てでお送りします‼️
今回も1日散歩切符を使います。
1日散歩切符は、上記のフリーエリアの普通列車が乗り放題になる超オトク切符です。
土日祝日限定発売でお値段2,260円‼︎
18切符1回分よりも安い……なんとコスパ最強なことか‼︎
▲南千歳に到着
今回のルートは、
札幌→南千歳(千歳線)→占冠(石勝線)→新得→幾寅…東鹿越(根室線)→札幌
になります。
▲1日3本しかない新夕張発千歳行き普通列車。乗客は15人ほどいた
まずは南千歳に到着。
ここから石勝線に入ります。
▲特急スーパーおおぞら1号 釧路行き
南千歳 7:27 発 特急スーパーおおぞら1号 釧路行き
この列車は目的地/占冠を通過してしまうので、一つお隣の新夕張まで行きます。
▲スーパーおおぞら1号の車内の様子
3割くらいの座席が埋まっている感じ。
「南千歳…🚃………追分」
の表記が気に入りました笑
……………いやいやお前がいま持っている1日散歩切符は普通列車専用だから特急列車には乗れないでしょう。車掌さんに正直に申し出て餌食になってきなさい。
乗車券 840円、特急券 620円
これらのカード(切符)2枚を場(車内改札に来た車掌さん)に召喚‼︎
………すいません18きっぷ系で絶対にやってはならないこと(特急課金)をしているなうです。
悪です。犯罪者です。死刑です。
▲南千歳→新夕張間の車窓は草木が多く、夏らしさを実感できる
▲7:58 新夕張 着
なぜ特急課金をしたか、それは
↓
▲南千歳発新夕張行きの時刻表(Yahoo乗換案内より)。「途中駅で乗り継いで〜」とかない。新夕張まで普通列車で行くには正真正銘この2本しかない。
みなさんこれが北海道の現実です。
18切符で北海道をまわる際は特急課金も視野に入れといた方がイイですよ。
北海道を18切符だけでまわろうとするその発想はもはや何かの縛りプレ(ry
▲新夕張駅3,4番線は封鎖されていた
写真はもう新夕張に着いていました(はやく実況しろと言わんばかり)。
つい1ヶ月ほど前(2019年4月1日)に新夕張〜夕張間の夕張支線が廃止になったばかりです。
夕張線は去年(2018年6月)に乗りに行きました。(blogにもまとめているのでよろしければご覧ください……<<http://takenoko1789.hatenablog.jp/entry/2018/06/23/020323 >>
つい1ヶ月前まで使われていた3,4番線の夕張行きホームには入れず、立ち入りができなくなっていました。
▲新夕張駅の外観
新夕張では、自分の他にスーツ姿の中年男性が1人降りただけでした。
地元の方なのか、ビジネスでやって来たのか……。
いずれにせよ、降りたのが自分だけではなくてよかった。僅かな人数ですが利用されていることにホッとしました。
(そりゃあGW真っただ中なのに自由席の乗車率が3割だったら誰でも心配しますよ。
▲新夕張駅前の道の駅「メロード」と地面に描かれたメロン
乗り換えまで時間があります。新夕張駅前散策と行きましょう。
▲紅葉山郵便局
▲紅葉山神社
ここ新夕張駅は、もともと紅葉山駅という名称でした。
駅前の住所も夕張市紅葉山となっています。
▲紅葉山の中心を走る国道274号
JR北海道の宿敵「国道」ですね。
▲セブンもセコマ(no photo)もある
さすが大きな街!セブンもセコマもあるなんて優秀だよ(各方面にとりあえず土下座した方がいい
▲新夕張駅の電光掲示板。特急列車の文字しかない。夕張線廃線マップがもう置かれていた。
1時間の散策を終え、新夕張駅に帰ってきました。
犬(&子ども)を連れてお散歩する家族の姿があり、警察官が街の植木に水をあげている姿だったり、、見ていてほんわかしました。
街の中心部に駅があり、人の姿や車通りも激しく駅として「生きてる」なと(大げさですね)。
特急列車が止まるのも納得です。
▲1番ホーム
乗車は当然自分だけ。降車は3人ほどいました。
▲5号車自由席にて
この1日お散歩切符は、新夕張〜新得間の相互発着に限り特急列車に乗ることができます。
つまり、今回は合法乗車。……さっきは違法乗車(してない)。
▲次は占冠
列車に乗った瞬間、車掌さんが飛んできました笑
「どちらまで」
「シムカップまで……」
「「……」」
▲占冠まで、あと10 km
新夕張から占冠の一駅間は34.3 kmもあります(普通列車がないのも納得ですね)。
石北線の白滝シリーズ廃駅(2016年)になるまでは在来線で日本一の駅間距離でした。
「占冠まで、あと20(10)km」との表示が流れます。
9:18 占冠 着
ようやく、、、、!!!!!
▲歓ようこそしむかっぷへ迎
占冠来たーーぁーーーーー!!!!
うおおおおおおおおおおおおうおお
▲ご当地入場券もゲットしました(^^
いひひひひひひひひひひひひ
▲占冠駅の全景
ぐへへへへへへへへへへへへへへへへ
▲待合室。陽の光があまり入らず少し薄暗いが、有人駅なだけあり清掃されていてキレイ。
▲時刻表と運賃表。お隣新夕張までの初乗りは驚異の640円。ちなみに特急料金はかかっていない。
▲占冠駅は開放されている。車でここを訪れ、ホームで列車を撮影する人の姿も見受けられた。
▲占冠駅前に走る国道237号。占冠駅は占冠村の中心地から離れており(1.6km)、この宿敵(国道)によって結ばれている。
▲奥に(小さく)見えているのが占冠村中心の全景
……呼吸するの忘れてた。
ずっと来たいと思っていた占冠にようやくこれたよ‼︎
▲のどかな占冠村
1年以上前から1日お散歩切符もしくは18切符で来たいとは思っていたのですがどうやっても普通列車のみで札幌日帰りができず。。(夜の占冠6時間滞在とかならできたんですが。
▲道の駅まであと1km
特急課金に長らく躊躇ってましたがついにやってしまいました(笑顔
JR「ふふふ。罠にハマったな。
▲占冠村中心部に入ってすぐ
▲占冠村役場
占冠村は人口1,000人程、面積の95%は山林に覆われています。
▲誇らしげに(?)掲げられた「占冠村」
警察や消防、役場、郵便局、小中学校などの公共施設をはじめ、住宅、スーパーコンビニ、ガソリンスタンドなどなど、、必要なものがぎゅっとコンパクトにまとまった街になっています。
▲占冠村郵便局。レトロな雰囲気。
▲道の駅「自然体験しむかっぷ」
そんなcompact villageの中心部にあるのが、占冠村と他の地域との交流の場である「道の駅/自然体験しむかっぷ」です。
▲占冠の文字が至る所に
GWということもあったのでしょうが、道内各地のナンバー(レンタカーも多かった‼︎)がここへ立ち寄り体を伸ばしていました。
今日は5月のはじめだというのに気温は23°C!!
さすが内陸、信じられないですね。。
道の駅内のソフトクリーム屋さんが飛ぶように売れていました。
▲北海道の道の駅でお馴染みのガチャラリー
▲誇らしげに掲げられた占冠村②
▲赤岩青がんきょう
▲道道136号線
▲マンホールSHIMUKAPPU
▲占冠神社
▲占冠村の観光案内パンフレット
▲占冠の有名な温度計。21世紀の日本最低気温(-35.8°C)はここで観測された。
現在こそ鉄道(石勝線 1981年)もあり高速道路(占冠IC 2009年)も整備され「陸の孤島」ではなくなりましたが、当時は占冠へ訪れるのに苦労したそうです。
その占冠村の中の集落に「ニニウ」と呼ばれる地区があります。
ここへたどり着くには(占冠中心部から)非常に険しい峠を越えなければなりませんでした。
その峠の名前は鬼峠。いかに険しかったかが伝わってきますね。
それでも集落には最盛期には50世帯ほどが暮らしていたそうです。
住民の石勝線開通は悲願であり、占冠駅の隣にニニウ駅が作られる予定でした。
しかしあまりの立地の不便さに住民は減っていき、石勝線の開通を待たずして0戸となりました。
▲ただいま占冠駅
さて、占冠駅に帰って参りました。
占冠について話したいことは山ほどありますがこの辺で。
今回訪れて初めて知ったこともたくさんありました‼︎
▲占冠駅前の全景
駅前です。
北海道の駅にしてはなかなか大きな駅だと思います。
隣のトマムよりも立派な駅舎だと思います(駅の立派さと利用者数が相関しないところが北海道のおもしろいところですが笑)。
▲トマム方面
▲新夕張方面
2面3線のホーム。
▲頭上からの落石にご注意下さい
占冠は日本一の寒さを誇る地と同時に、豪雪地帯でもあります。
この豪雪地帯を走る石勝線ではレールのポイントを守るためのスノーシェルターがつけられています。
▲特急列車の乗車位置案内
▲占冠駅の裏口(?)。何もな(ry
じゃあな占冠、また来るヨ‼︎
▲「列車が来ます」
▲新得まで、あと20km
石勝線の駅間は本当に長いです。
でもそこはさすが北海道の特急列車、あっという間に新得に到着してしまいます。
▲石勝線の車窓
石勝線の車窓は山がちの絶景が数多くあります(写真はほんの一部)。
次々に移り変わる車窓に飽きることはまずありません。
▲降りたてほやほやスーパーとかち3号
12:36 新得 着
新得に到着。
今日のメインは終わりなので札幌に帰りましょう。
……としてもいいのですがせっかく来たので「ついでに」「仕方なく」他のところも見ましょう笑
ということで、2016年の洪水で今なお不通の根室線(新得→東鹿越)代行バスに乗って行きます。
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廃線間近‼︎ 根室線(狩勝峠)の"いま"をみてきた【日帰り旅⑤-2】 - TJ by takenoko1789